子どもにとって遊びは生活であり、生きる力を育てます。

 

太陽のもと、土と水と風を直に触れて走り回る・・仲間と手を取り合って全力で遊ぶ・・その中で、喜びや哀しみを分かち合う共感能力も自然と身に着けていきます。

どんなに小さな子もハイハイして自由に動き回り、歩けるようになった子どもたちは、両手を使って砂や泥を嬉しそうにこねまわしたり、ダンゴ虫探しに朝から夢中になって遊んでいます。

大きいクラスになれば、登園するなり園庭にあるジュンベリーやユスラウメなどの木に自ら登り、美味しそうな実を自分で見つけ手に取り、口にします。天気や子どもの様子で今日はあの山に登ろう!この遊びに十分な時間を取ろう!と、子どもが生き生きと満足して育つ毎日を発達や要求に沿って変化させています。

こうして遊びや生活の中で、人間としての生き方や在り方、豊かな関係を自分のものにしていきます。

良く遊ぶ子は、困難にめげない粘り強い意思や最後までやるという持久力や集中力をも身につけていくのです。

笑ったり泣いたり、自分の意思を十分に体いっぱいで表現しながら、信頼できる保育士との関係の中で生活します。
あやせば笑う・声をたてて喜ぶといったことも喃語が出るには大切な発達です。

また、寝がえりやハイハイを十分に保障し、土山登り等をする中で足指で地面を蹴り、全身を支え二足歩行のできる体に育ちます。

大きいクラスの子どもたちを真似て「ジブンデ」「いやだ」「なんで」と、自分の欲求を通し、だだこねをし大泣きしながら受け止めてもらい、納得し考え、十分に自己主張を体験します。

仲間や保育士と豊かな自然の中で駆け回る身体能力も育ち、しっかりとした二足歩行を獲得し、水遊びや土遊びの刺激をたっぷり受け、全身を使って遊びます。

仲間と共に泣いたり、笑ったり、競い合ったりできる集団の中でも、個を感じ責任感を持って生活できるクラス活動をする中で、自分の足で山に登る・自分の手でモノを作りあげる・作物を作り、育て、道具を使い収穫する・自分の手で調理をする・・・
などの自然を教材とした感動体験を積み重ねることで、感受性が豊かに育ち、自分の内から出る感情を、自分の言葉や絵や身体で表現できるような子どもを育てます。

そして、心の内から本物をかぎ分けられる力を幼児期に育みます。